こんな世の中でも、楽しいことを利用者と共に考えやってみる
昨年3月から、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、青少年ステーションCAPSは臨時休館やイベントの中止、利用人数の制限など様々な影響を受けています。しかし、こんな状況だからこそできた新しい取り組みを紹介します。
楽しいこと、一緒にやらないか?
今、CAPSロビーの壁にこんなポスターを掲示しています。
今年の夏ごろから、自粛期間中でも利用者が楽しんで過ごせるように、どんな事をやりたいか、やってみたいかを書くことができる掲示板スペースを作りました。
子どもたちがそれぞれにやってみたい事を書いていく中で、「肝試し(お化け屋敷)」というワードがよく出てきたので、
実際やるときにどう進めるか、イベントのタイトルはどうするか、さらにアイデアを利用者に出してもらいました。スタッフの意見も記入することでさらに深堀りをすることができました。
そして、9月下旬には実際に「CAPS of TERROR」と銘打った「VRおばけやしき」のイベントを開催しました。
CAPS利用者が一番見やすい場所に掲示板を設置する事で、誰でも参加でき、またレスポンスも素早くすると利用者もどんどん参加してくれるようになりました。
来館頻度が下がり、利用者同士でも集まることも難しい状況の中でも、この掲示板を通して交流ができたり、実際に自分たちのアイデアがイベントという形になったりと、良い取り組みができているのではと感じています。
1年半前と同じようなことはできなくても、新しい取り組みを通してCAPSは中・高校生世代の居場所を作り、青少年を見守り、向き合い、声を聴き、寄り添い、共に考えていきます。